twilog まり(@mrmlmary)

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ジュリオにアイス、ルキーノには金髪を【イヴァンEDでベルジャン11】


ジュリオとルキーノ、再登場です。

私の中でルキーノはノンケの設定なので、
ジャンとの絡みは動かしづらいです。

どのルートでも、私の中では
ジュリオはゲイ、ベルナルドはバイ、です。

いろんな感じ方があるんだな、ぐらいで、
許してやってくださいませ。
すみません。


*******************


 そろそろ請求書をベルナルドに出しに行かなければと思い、ルキーノは久しぶりに木曜日以外の日に本部を訪れた。ルキーノがロビーに入ると奥のほうから大きな金属音がした。何かが落下したような音だ。奥には木曜日の定例食事会以外ほとんど使われることのない厨房がある。そこは毎週木曜日になるとコックを呼び食材を搬入する。
 今日は木曜日ではないので、厨房には誰もいないはずだが。そう怪訝に思いながらルキーノは厨房を覗きに行った。
「わっ!バカ!ジュリオ!落とすなよ!」
「す・・・すみません・・・」
そこには冷蔵庫の前でじゃれ合っている犬ッコロが2匹いた。
「ん・・・とどかねぇ・・・。ジュリオ、奥だ。それ取れ」
「は・・・はい」
冷蔵庫と思われたものは実は冷凍庫だったらしい。
「――うぅっおおー!冷えてる!」
「はい・・・!」
犬ッコロ2匹はどうやら何か食い物を手に入れたようだ。
「ジュリオ、スプーンだ!」
「は、はい」
犬ッコロ2匹は作業台の上に座り、バケツのようなアイスクリームのカップを抱え、スプーンで突き合っている。
「な?オレの読み通りだろ!絶対本部の冷凍庫にはアイスクリームが残ってるはずだ、って!」
「はい・・・!ジャンさん」
どうやら金髪の犬ッコロが定例食事会で出されるドルチェから、本部の厨房にアイスクリームがあると読んで、摘み食いを画策したらしい。そしてそれは見事成功。今、その報酬を舐めているところだ。
 しばらく金髪の犬ッコロと血統書付の犬ッコロは仲良くアイスクリームを貪っていた。
「あ・・・、ははは、ジュリオ。落ち着いて食べろよ」
そう言って金髪の犬ッコロは血統書付の犬ッコロの口元についたアイスクリームを指でぬぐって、それを自分で舐めた。
「――あ・・・」
血統書付の犬ッコロは顔を真っ赤にして金髪の犬ッコロを見つめている。
「ん、なんだよ?」
「・・・あ・・・、ジャン、さん・・・」
「ん?・・・なに?」
金髪の犬ッコロは血統書付の犬ッコロを少し覗き込むように見つめ返した。
「・・・も・・・一回・・・」
そう言われると金髪の犬ッコロは自分の指でアイスクリームをすくうと、わざと自分の口端にアイスをつけた。
「・・・あ・・・、ジャン・・・さん・・・、アイス・・・」
「お前がしろよ」
そう言われると血統書付の犬ッコロは震える指で金髪の犬ッコロの口端に付いたアイスを指ですくって、それを舐めた。
「・・・ん・・・、・・・あ・・・」
「うまいか?ジュリオ」
「・・・はい・・・ジャン・・・さん。・・・おいしい、です・・・」
血統書付の犬ッコロはとろんとした目で金髪の犬ッコロを見つめている。
 そのうち犬ッコロ2匹は犬ッコロらしく、スプーンなる道具を使わなくなった。
 今度は金髪の犬ッコロが自分の指ですくったアイスクリームを血統書付の犬ッコロの口元に持っていった。血統書付の犬ッコロは目を伏せ、震える唇から赤い舌を少し出し、舌と唇でそのアイスクリームを啜った。
「・・・ん・・・は・・・」
「・・・ぁ・・・ジュリオ・・・」
金髪の犬ッコロの指からはもうとっくにアイスクリームはなくなっているのに、血統書付の犬ッコロはその指をしゃぶり続けていた。
「・・・もっと、やるよ・・・」
 金髪の犬ッコロは血統書付の犬ッコロの口からゆっくりと自分の指を引き抜き、また指でアイスクリームをすくおうとした。
「・・・お前ら、何やってんだ・・・」
そこまで傍観していたルキーノが割って入ってきた。
 ジャンが何でもなさそうにルキーノに答えた。
「何って・・・、アイス食ってんだよ。見りゃわかるだろ」
「・・・」
ジュリオが至福のときを邪魔されたと思って、殺意のこもった視線をルキーノに向けてくる。
「・・・。摘み食いは、いけません」
ルキーノは建前で返した。普通のアイスの食べ方でないことは、今回指摘するのを控えた。
「あ、そうだ、ルキーノ」
思い出したように作業台から降り、ジャンはポケットから紙切れを出してルキーノに近づいてきた。
「これ、イヴァンの請求書。代わりに出してきて」
「――っな」
お前は上位幹部を顎で使う気か!そうルキーノの口元から出ようとしていた。
「おねがい」
そう言ってジャンはブロードウェイのスターも持っていないような極上の金髪をかき上げて、ルキーノにウインクをした。
「――!」
ルキーノはジャンの手から請求書を奪い取り、その場からすぐに立ち去った。まるで何かから逃げるように。
ジャンはルキーノの後姿を少しの間眺めて、またジュリオに向き直った。
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ジャンル : アニメ・コミック

tag : ラッキードッグ1 LD1 ベルジャン イヴァジャン

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