twilog まり(@mrmlmary)

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金曜日の朝【イヴァンEDでベルジャン10】


記念すべき?第10話目です。
いつの間にかこんなに長くなってた・・・。
当初の予想では4話くらいで終わるはずで、
チャチャッと書き終わってたはずなのに。

まだ続きます。
以前コメントで12話くらいで完結とか言ってましたが、
この様子では15話はいくような気がします。

いつも拍手やコメント、ありがとうございます。
大変励みになっています。
これからもちびちび書いていきますので、
よろしくおねがいします。


*****************


 翌朝、オレはベルナルドの部屋に来ていた。
「・・・」
「・・・」
オレとベルナルドはしばらくお互い口を開かなかった。オレはソファに腰掛け、ベルナルドは自分のデスクで新聞を開いていた。お互いの様子を伺っているのだ。だが、それを表には出したくない。
「ジャン、・・・オレの根負け。朝のコーヒーでも飲もうか」
「・・・」
ベルナルドが先に折れた。
 ベルナルドは飲料用の小さな冷蔵庫からコーヒー豆を取り出し、ミルで引き始めた。自分のマグカップと来客用のコーヒーカップとソーサーを出し、コーヒーを入れる準備に取り掛かる。オレはそのままソファの上でボーっと窓の外を眺めていた。
 今、イヴァンはオレの部屋でシャワーを浴びている頃だろう。オレは一足早くシャワーを浴び終え、ベルナルドの部屋に来たのだ。・・・口を聞き出したら話題にすることはひとつだ。オレからベルナルドの部屋に来たのだ。つまりは、そういうことだ。
 ベルナルドが入れたてのコーヒーをオレの前に持ってきた。ベルナルド自身は自分のマグカップを持ってオレが座っているソファの後ろに来て、背もたれに寄りかかった。
「・・・昨日は、激しかったようで」
「・・・おかげさまで」
「・・・」
「・・・」
また、沈黙が漂う。ベルナルドがため息を漏らす。オレはコーヒーを啜った。
「何だよ、ジャン。何、拗ねてるんだ?」
「別に、拗ねてなんかねーよ」
「じゃあ、照れてるのか?」
「ちげーよ・・・」
ぎこちなかった会話がだんだんとほぐれてきた。
「だったらいいじゃないか。もっと話がしたいな、ハニー」
「全部知ってるくせに。イジワルなのね、ダーリン」
二人顔をつき合わせて笑った。久しぶりだ。『ハニー』と『ダーリン』。今まで、普通にふざけ合っていたのに。いつの間にか言わなくなってた。
「ジャンって・・・、意外と責めるタイプだったのか・・・」
「・・・男なんで。」
「でも、鳴き声、かわいいよ」
「うるせー」
ベルナルドの低く湿った声がオレの首筋をくすぐる。ベルナルドの一言一言がまるでオレの身体を優しく舐める愛撫のようだ。イヴァンとセックスしたのに、ベルナルドとピロートークをしている。
「そうだ。リクエスト、してもいいかい?」
「どうぞ。なんなりと」
ベルナルドがオレの耳元でささやいた。
「今度は、ジャンのおねだりするところ、聞きたいな・・・」
「・・・」
エロオヤジめ。でも、それはちょっとムリかも。
「・・・アイツ、我慢利かないから。オレがオネダリする前にアイツの方がもう限界」
「やり方を変えればいい」
「・・・?」
オレの様子を見て、ベルナルドが続けた。
「ずっと、入り口だけなぞってもらうんだ。もちろんオイルを使ってね。それだけをまずはさせる。指は入れさせないようにしてね」
「・・・」
「アイツは全く楽しくはないだろうから、暴走することもないだろう。でも、ジャン。お前は、堪えられる?」
「・・・」
「・・・お前の今の身体なら、きっとヒクついてくると思うよ」
さすが、エロおやじ。伊達に年食ってねーな。・・・ベルナルドがそう言うんだから、たぶん、そうなるんだろう。オレは無言で首をコクンと小さく縦に振った。
 オレとイヴァンが競うように求めていた快楽の甘い果実は、どうやらこの世にひとつではなかったらしい。実はベルナルドがカゴいっぱいに持っていたのだ。そしてベルナルドはその甘い果実をコロコロとオレの目の前に転がす。オレはイヴァンに隠れてその実を食べるのだ。蛇はイヴに果実を食べるよう誘ったが、どうしてイヴはアダムにその実を食べるように勧めたのだろうか。蛇と一緒に食べていればよかったのだ。
 部屋の外から大きな足音がこちらに近づいてきた。・・・もう時間か。
「おい。ジャン!あ、やっぱりここにいた」
「ああ、イヴァン。おはよう。コーヒーでも飲んでいくかい?」
「おう、イヴァン。おはよー」
 何のことはない。オレもベルナルドも笑顔で普通にイヴァンに朝の挨拶をした。そりゃそうだ。だって、既成事実は無い、のだ。何をそんなに気にすることがある?
 金曜日の朝を楽しむ。ただ、それだけだ。イヴァンが朝のシャワーを浴びている間、10分かそこらくらいの、単なるおしゃべりだ。
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テーマ : 二次創作小説
ジャンル : アニメ・コミック

tag : ラッキードッグ1 LD1 ベルジャン イヴァジャン

コメント

非公開コメント

No title

またやってきましたww
だってもうすごくハマってましてww
やっぱりベルナルドはエロオヤジですねww
ジャンもイヴァンもかわいいし。。。^m^

これからもがんばってください!!!
応援してます!!!

いつもありがとうございます。

また来てもらえるとは、ありがたいことですm(_ _)mペコ

『ハマった』と言われるのはこんなにもうれしいことなんですね。

なるべく毎日アップできるように書きたいと思います。
なるべく四月中に完結するようにピッチ上げないと…。
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